佐藤ヒロユキ。仙台在住のMOD音楽職人(サウンドエンジニア&プロデュース/レーベルなどやってます)アナログレコード好き1963年生まれ。GROOVE COUNCIL代表。http://groovecouncil.jimdo.com/


by higemodern
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②浅田信一MARTIN,GIBSON&ME2014ツアーレポ②

1/17浜松 アブミュージック
さわやかのハンバーグでランチ後、ドリンクの買い出しに行く。
今日の会場は本来アマチュアバンドが練習するリハーサルスタジオで(実際の会場は練習もライヴもやれるようになっている)、ドリンクとかは自分たちで用意する。

何故今回この会場を選んだかというと、信ちゃん達がアマチュアの頃練習をしていた思い出の場所なのだ。SMILE初期の名曲がまさに産み落とされた記念すべき場所でもある。
他は任せるけど浜松はここでやりたいなぁと言われたとき、今回のツアーは何か気構えが違うのではないかと感じた。新しい変化が起きそうな予感がしたものだ。
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スタジオのおじちゃんとおばちゃん(みんながそう呼んでいた)も、信ちゃんがここでライヴをやるのが、大袈裟にはしていないがとても嬉しそうである。
喫茶室みたいな部屋には、コピー用紙に書かれたSMILEデビュー当時のサインが変色しながらも誇らしげに飾ってあり感動する。信ちゃんはその隣に今のサインを書いて貼った。時代がグルリと1回転した瞬間だった。
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好きに使っていいよと言われセッティングする。信ちゃんの友人が手伝ってくれ、達ちゃんも駆け付けてくれた。開場時間になると昔の音楽仲間やら友達やらも大勢集まってきた。やはり地元はいいもんである。

先述したようにここは本来スタジオなので、PA席がない。ステージに置かれたスピーカーのすぐ横の壁にミキシング卓が設置されている。バンド本人がすぐにいじれるようにである。
なので今日の僕の仕事場所は客席上手最前列だ。人は満杯だし前だからちょろちょろ動くことも出来ないと初めからわかっていたので、リハの間は客席のあちこちで音を確認し入念にチェック。それでも本番は客席の音があまりわからず、自分はまだまだだなぁと実感する。音はちゃんと聴こえてたみたいで安心した。次の機会には仮設PA席を組もう。

それでもライヴが素晴らしかったことは、はっきりわかる。なんせステージに一番近い所で生音を聴いていたし、客席からの拍手も熱かった。それに、最前列のお客さんにはこんな風にライヴが見えているんだという貴重な経験になった。今後に生かしていきたい。
満面の笑みで歌う信ちゃんだったが、時に昔に想いを馳せるような遠い目をしたり、友人の声援に恥ずかしそうだったり。MCもやはり他の場所とは違い、貴重な思い出話も多かった。途中でスタジオのおじさんが乱入(笑)してきた場面など、ここでしかお目にかかれないハプニングも楽しい。
打上げはしっぽりと焼き鳥屋で。ツアーはちょうど真ん中で疲労もたまりキツい時期だ。そんな折り返し地点に信ちゃんの地元である浜松公演を組めてよかった。
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1/18移動日
浜松からまずは東京へ。仙台〜札幌と続く北での後半戦のため、ギターケースやら荷物やらを積み替え、一気に仙台までひた走る。
そういえば数日前から途中休憩などのたびに、後ろから僕のジーンズをグイッと下げる信ちゃん。これはもちろん脱がそうとしているわけではなく、腰履き指導である(笑)。ジーンズが上がってるとおじさんに見えますよと、何度も直された。確かに腰履きは慣れてないし、事実おじさんなので仕方ないが、今後気をつけてみるかな(笑)。
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これまた順調に移動でき、ちょうど夕飯の時間に仙台に着いた。今夜は上海ラーメンを食べようと決めていたが、その前に喉が渇いてギネス生が飲みたいというので老舗のバーへ。グイッと1杯だけひっかけ萬寿山へと向かう。車移動もこの日が最後ということで、餃子や豆苗炒めなどつまみながらお疲れさん会。
仙台を出発して福岡まで行きまた仙台へ戻った走行距離は3214kmであった。東京からだと北京あたりまで走ったことになる。ずいぶんと走ったなぁと思うが、気が張ってたし楽しかったので、まったく苦痛ではなかった。いろんな音楽も久しぶりにゆっくり聴けたし、次回は札幌まで車で行っちゃおうかな、なんて思ったりして(笑)。
最後はもちろん上海ラーメンで締め。それにしても南のほうから移動してきているせいもあり、やはり仙台の寒さはひと味違う。
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1/19仙台 Sendai Koffee Co.
午前中早めにPA機材を積みに倉庫へ。その足でホテルから信ちゃんを乗せランチ。牛タンも迷ったが浜松で衝撃の肉を食べたので、ここは寿司にした。
日曜だし昼時の街中は混むだろうと思い、八乙女にある気仙沼あさひ寿司へ。おすすめにぎりを食べ、そのまま青葉城へ…行くはずだったのだが、行き先を変更して楽天イーグルスの本拠地クリネックススタジアム宮城(今年からコボスタ宮城。なんかピンとこない)へ向かう。

別に観光しに行ったわけではなく、動画を撮りに行ったのだ。すでに旅の記録動画を観た方はわかるだろうが、僕が毎日撮っていた動画の他に、信ちゃんが各地で1シーンずつ撮ったものがある。これはツアーが終了したらアップしようかなと信ちゃんが言い、撮り溜めていったのだ。
一目でその土地とわかる観光名所で撮ろうとなり、移動の合間にたった3秒の映像を撮るためあちこち行っていたのである。(浜松だけ撮りに行けなかった)

仙台なら青葉城という線だったのだが、待てよと思った。昨年優勝を決めたスタジアムだしこちらが旬だろうと思い付いたのだ。そこで田中マー君を真似て本気のピッチングフォームを披露した信ちゃん、そしてその動画を確認した僕らはあまりにハマっていたので笑い転げてしまった。大のおとな2人の密かな遊び、楽しくて仕方ないから困ったものだ(笑)。投げたら次は打たなきゃね。
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そこから会場にイン。機材は弟分のSが運んでくれた。
信ちゃんは昨年のソロ、アナモンに続き3回め。オーナー田村君も好意的だし、僕は隅々まで店の特徴を知っている強みもあり順調にリハが進む予定だったのだが、まさかの機材トラブル(結局は解決したが)で開場ぎりぎりになってしまった。
しかし受付・物販には大切な仲間である前沢と浩美ちゃんが手伝いに来てくれていたので、どうにかほぼ時間通りに客入れすることが出来た。助かった。
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僕のホームということで、挨拶と呼び込みで信ちゃんが登場。何度やっても上手く喋れず恥ずかしいが、まぁそれで場が和んでより楽しんでもらえるならヨシとしよう。
ライヴはこれまた非常によかった。なんていうか会場全体を一瞬にして飲み込むエネルギーにあふれてるというか、これまでとは違ったパワーをこの日感じた。
ホームの僕に気を遣ってくれMCでいじったのはご愛嬌として、言葉にも歌にもスーっと心に入ってくる鋭さと優しさが充満し、会場になにか神聖な空気が流れていたように思う。僕もここセンダイコーヒーでは過去一番の満足できる音作りが出来てホッとした。
本編が終わっても拍手は鳴り止まずダブルアンコール。
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打上げはいま仙台でブレイクしている仙台セリ鍋を食べてみたいというので、セリ鍋の美味しい居酒屋へ。手伝ってくれた仲間や友人・スタッフ、そしてSMILE時代にレギュラー番組を担当していたエフエム仙台のSさんも交え、楽しい大宴会に。
信ちゃんは江口洋介に似てるとか、僕は阿部寛に間違えられたとか、とりとめもない話で盛り上がり、ホームに戻ってきた開放感からか僕が天然ズッコケ発言を連発して、腹筋が痛くなるほど笑った。
同時に、まわりに本当に恵まれ支えられているなぁと実感する。だからこの仲間たちには感謝しかないのだ。
ちなみに、セリ鍋は大好評だった。
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1/20移動日
車で仙台空港まで行き、そのまま飛行機で札幌へ。居眠りしている間に新千歳空港に到着した。予想はしていたが雪が積もっていて、さすが北海道。仙台も寒いと思ったが比じゃないね。耳が凍ってしまいそうだ。
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まっすぐホテルに行きちょっと街をブラブラ。夕飯はスープカレーにしようかラーメンにしようか迷ったが、疲れも溜っているし海の幸が食べたいとススキノ近辺の海鮮居酒屋へ。刺身の盛り合わせや北海道産野菜のバーニャカウダなど食べたが、さすがに眠いねということで、早めにホテルに戻る。
帰り道の雪の中で、年甲斐もなくはしゃいでしまった僕らであった。
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1/21札幌 円山夜想
宿泊は昨秋のアナモンの時に勘で予約して泊まったホテルに再度。モーニングビュッフェが美味しいのを知っていたので、朝8:30に集合してモーニングだ。おかずの種類が多く味もいい。一番のお気に入りは特製ドレッシングが激ウマだということ。野菜サラダをモリモリ食べちゃった。
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ランチは千寿でラーメン。時間があったのでそのまま狸小路まで行きブラブラ。あまりに寒くてたまたま寄ったショップで帽子購入。濃紺か赤で迷ってたら、絶対こっちの色がいいですよ〜と信ちゃんがグレーを勧めるので、それにした。自分1人だったら選ばないしあまり持ってない色だからこそ、こういう機会を大切にってことで。
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その後スタバでコーヒー。伝説のカップル事件が勃発(笑)。良かったらこちらどうぞとサンプルで店員さんがテーブルに置いたコップには、なんとお揃いの♥マークが描かれていた。こりゃどういうことだ?と笑って写真を撮ったが、なんか恥ずかしくなってすぐ♥の部分だけ飲んだ。
その時の僕らの会話もあやしかった。「この帽子よかったよ〜選んでもらって。でもホントに似合う?」「ちょっとかぶってみて下さいよ。お〜、バッチリ。マジで似合いますよ〜」と、めちゃ端っこの狭いテーブルで話してる時だったのだ。店員さんの口元が心なしか緩んでいたようにも見えた。まぁ旅のネタとしては上出来だろう。
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ホテルに戻って荷物を持ち、時計台でムービー撮影した足で会場のマルノクへ。お茶目なナイスガイ、本間店長が今日も明るく出迎えてくれる。入口のエントランスには、ここでライヴをしたミュージシャンが募金箱と一緒に撮った写真が飾られている。昨年のアナモンの時に撮られた信ちゃん、コータロー、奇妙くんや山口洋など知り合いも多く和む。

さっそくセッティング。ここもやり慣れてはいるが今日は念入りにチェック。秘策もあったので試してみる。いい感じで音が出せそう。
今日もチケットもぎりをして開演を迎える。物販は札幌在住のシンガーソングライター・すずきゆいちゃんが手伝ってくれた。妹分の和代もいるし、ダブルY、そしてリーコモにSYさんなど、札幌も大阪と同じように気の許せる知人が増え安心する。
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本番になり客席をもっと明るくしてくれという信ちゃん。お客さんの様子を見ながらのほうが歌いやすいようだ。建物の構造上すこしステージと客席に距離感はあるが、それを感じさせない。完全にソロでのペースをつかんだように見える。
外には雪がどっさり積もっていたが、そんなことはすっかり忘れてしまうような温かなライヴだった。ライヴが終わってもまだ余韻に浸っていたそうな方々がたくさんいて、ステージの写真を撮ったり感想を話し合ったりしていたのが、どこよりも印象的だった。
また北海道まで来てくれてありがとうございました!と何人もの人に声を掛けられた。こちらこそである。皆さんが待っていてくれ、こうして集まってくれるから来られるのだ。
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そのまま会場にて打上げ。楽しく飲む。
旅の終わりにと締めの挨拶をさせられたが、ちょっと感極まって何を言いたいのかしどろもどろになってしまった。それを慰めるようにおちゃらけて肩に手を掛けてきた瞬間が、下記チェックブラザーズの写メ場面である。ここでもまたカップル疑惑が浮上したのは言うまでもない(笑)
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1/22移動日
朝はもちろんモーニングビュッフェを決め、チェックアウトして新千歳空港へ。スープカレーを食べギターを1本ずつ持ち信ちゃんは東京へ、僕は仙台へと戻る。濃密で愉快な旅が終わる一抹の寂しさはあるが、まだ東京が残っている。出来ればこの調子のままファイナルになだれ込みたい。
毎日アップしていた記録ムービーが好評で、信ちゃん本人とTwitterなどの声や友人の助言もあり、ファイナルのオープニングで流すことに決めた。
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1/26東京 Zher the ZOO YOYOGI
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預かっていたGIBSONのギターを抱え東京へと向かう。いよいよ最終日である。
半年前から準備してきたせいか、これが終わるまでは昨年が続いているようで、気持ち的にはようやく大晦日みたいな気分だ。

ひとあし先に会場入りした僕は、さっそくセッティングに取りかかる。ここは今や東京で一番足を運んでいるライヴハウスになったので、だいぶ特性はつかんでいる。が、これまでよりさらに工夫して、最高の音を出そうと燃えていた。クリアで豊潤で妖艶なサウンドでバシッと決めたい。

店長のマティーはもちろんPA担当のAM嬢も本当に色々動いてくれるので、すごくやりやすい。弟子にしたいくらいだ(笑)。照明は久しぶりにスケジュールが合った、岡野かいちょーが来てくれた。鬼に金棒である。
この日はパンパンに人が入るのでイス前列はだいぶ前にくるから、スピーカーの音が聴こえない可能性がある。AM嬢と相談して、そのためにインフィルスピーカー(メインとは別の前列用サブスピーカー)を仕込むことにした。

入り時間になり信ちゃん登場。4日振りなのにちょっと懐かしくもある(笑)。
サウンドチェックからリハに突入。いつもは東京だとやはりちょっと神経質になるのだが、日数もそんなに空いてないし何よりいいライヴを連発してきたからか、今日は余裕すら感じる。
リハはスムーズに終了し、サプライズ演出の打合せとムービーのチェックをする。淡々と日々の出来事を切り取った感じが、逆にすごくリアルでドラマチックだ。これはきっとみんなが喜んでくれるに違いない。ツアー、ほんとに終わるんだなぁ。
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楽屋に行くと、僕が着てきた3つボタンのジャケットを取り上げ試着する信ちゃん。どっかの財閥のお坊ちゃんみたいだねぇと笑う。いいリラックス感だ。物販の手伝いを頼んでいた達ちゃんがやって来る。すでに飲んでいるのか?(笑)相変わらずのノリで和む。
間もなくコータローも顔を出しに現れた。朝からシャンパン飲んだらなんか具合悪いやとか言いながら。「ありゃ、朝からとは贅沢な。じゃ今日飲まないの?」「いやいや、飲むよ!もちろん。」いつもの感じで会話する。

コータローは浜松公演のとき、地元の思い出の場所でライヴをやる信ちゃんに激励のメールを寄越していた。昨日も僕に「明日の代々木来るよね?おれも行くからさ!」とメールをくれている。信ちゃんのこのツアーをとても気にかけていたようで、ほんとに優しい奴である。彼や達ちゃんをはじめ信ちゃんのまわりには優しい人が多い。やはり類は友をよぶのだろう。

開場の時間になりドアがオープンされると、待ちきれないといった表情で続々とお客さんがフロアに入ってくる。楽屋では激励に訪れた関係者たちの乾杯がはじまった。
開演時間が近付いてくる。5分前になりギターのチューニングをしにいく。これも今日が最後かぁ。満杯の客席を見て、ここがもうすぐ素晴らしいライヴ空間になることをイメージする。楽屋で「じゃあと3分でムービーいくよ。よろしく!」と握手を交わし後方PA席に戻る。
僕がライヴをするわけではないが、ステージのこと、客席の反応、自分の音、照明、すべてのことを考えながらのこの始まる瞬間の感じは、やはりしびれる。隣にはコータローが「いや〜楽しみだね」と陣取った。

かいちょーに合図をして客電を落してもらう。ライヴが始まると見せかけて旅の記録ムービーを映し出す。客席からざわめきが起こる。わずか5分だが、僕も旅を振り返りながら映像に目をやる。ほんと、いい旅だったなぁ。いろんな出来事があったけど、でもそれは付属品であり、いいライヴが続いてきたからこそのいい旅なのだ。
映像の終わりに合わせステージの照明が明るくなり、信ちゃん登場。拍手と歓声がすごい。おじぎをし椅子に腰掛けギターを抱え弾きはじめる。Cherry Blossoms

本編は、繊細でありながら無駄が削ぎ落とされ、曲の芯の部分にピンポイントでフォーカスされたタイトさもあり、ミュージシャン浅田信一の魅力が浮き彫りになるライヴだった。6本とはいえ連続して積み重ねてきたライヴを見事に昇華させた、まさにツアーファイナルにふさわしい歌と演奏。僕が見てきた中では間違いなくベストアクトだ。
歌詞をみるといつも答えを探して彷徨ってるのは昔から変わらない、とMCでも言っていたが、これからも思う存分答えを探し求め歌っていって欲しいと願う。
終演してすぐ、森内さんと貴ちゃんの会話が耳に入る。「やっぱあの声だよねぇ〜」
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質の高いライヴパフォーマンス、オーディエンスの熱い拍手と声援、関係者の温かい視線、かいちょーの想いが詰まった照明、ライヴハウススタッフの協力体制。どれか1つでも欠けたらまた違ったものになっていたはずで、それはライヴや旅に限らず僕らの日常にも同じことがいえるだろうが、それこそが同じは二度ないということなのだ。
とにかく、ツアーはこれで終わった。そのドラマは想像を遥かに超え、僕らの手の届かない場所に深く刻まれたように思う。

打上げでの僕は興奮と放心が入り交じった感じで、かなりボーっとしていた。疲労感というのではなく、満足と安堵というか。無事にツアーを回れたこともそうだが、信ちゃんが最高の形で今夜のライヴに辿り着けたことにホッとした。
多くのファンの方々に後押しされているのでそんなことはないと思うのだが、全国ツアーにかつぎ出したものの、例えばこれが自信喪失や不快な旅になってしまったらもう二度とやりたくないと思うかもしれない。そのプレッシャーというか責任たるや、ほんとヒゲが抜け落ちてしまうのではないかと思ったほどだ(笑)。
この和やかでニコやかな打上げが、現実でほんと良かった。達ちゃん、cozi、はっちゃん、おもりんぐ等々いつものメンツも楽しそう。

コータローが「すげぇいいライヴだったよ!歌がいいのはわかってたけどさ、あのギタープレイは驚いたね。上手くなったねぇ〜、信ちゃん(笑)」と褒めている。「コータローさんが見ててくれたからですよ(笑)。まだまだ足下にも及びませんよ〜」今宵はどんどん褒め合おうではないか。
信ちゃんが気を遣ってくれる。「ヒロさん。今日の音すごくよかったのがステージ上からもわかったよ!ね、コータローさん?」「もちろん!隣にいたけどさ、結構細かい調整やってんだよねぇ真面目に。まぁ俺だったらムービー撮ってるのステージから見つけたら、急にギターをギャ〜ンとか鳴らしてびっくりさせるけどね(笑)」「そんな観客に関係ないイタズラやめなさい(笑)」
仕事柄褒められることはあまりないので照れ臭いけれど、やはり嬉しいものだ。良くない時に褒められると逆に落ち込むが、この日は超納得の音が出せたので素直に受け取ることにする。


いよいよ終焉だが、しんみりしている場合ではない。
明日からまたそれぞれの日々を乗り越え、次なるステップへと進んでいかなければ。そして応援してくれた皆さんに恩返し出来るよう頑張ろう。
また、こうやって素敵なツアーが出来ますように。

いまあらためて思うのは、今回何が一番違ったかといえば、ミュージシャンの信ちゃんを浅田Pがきっちりプロデュース出来ていたことではないだろうか。
もっと歌って欲しいと思うのは僕もファンの皆さんと同じではあるが、彼の夢だったプロデューサーとしての今の経験は、今後のシンガー・演奏者としての可能性をもさらに押し広げるだろう。
その絶妙なバランスこそが、浅田信一という音楽人をますます輝かせていくのではないかという予感がするのである。

あ、もうひとつ重大な違いを思い出した。
それは、ツアー中、ステージ上でほとんどアルコールを飲まなかったこと(笑)。


最後に翌日のTwitterとfacebookでの信ちゃんの言葉で締めよう。
「昨夜はありがとう!過去最高のLIVEが演れた気がする。この歳にして‥。いやマジで!」

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※ファンの皆さんをはじめ応援・協力していただいた皆様、このツアーに関わっていただいた皆様すべてに感謝します。
そしてこの貴重な機会を僕に与えてくれた信ちゃんに、最大級の感謝を。

またいつの日か、笑顔で会いましょう!


GROOVE COUNCIL
Hiro Sato


MARTIN, GIBSON & ME 2014基本セットリスト
CHERRY BLOSSOMS
春のうた
冬を歩く
ラズベリー
SUN ON THE MOON
LOSER
夏のうた
SPIN AROUND OF THE WORLD
ANSWER
五等星
Voyager
明日の行方
最速のカモメ
疑問。
DEAD MAN
(EN)
無常の世界
ローファー



by higehiro415 | 2014-02-01 14:22 | 音楽