佐藤ヒロユキ。仙台在住のMOD音楽職人(サウンドエンジニア&プロデュース/レーベルなどやってます)アナログレコード好き1963年生まれ。GROOVE COUNCIL代表。http://groovecouncil.jimdo.com/


by higemodern
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浅田信一 2015ツアーの思い出②

...①より続く


2/10 移動日
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移動前に、朝うどん。これは食べたほうがいい!と聞いていた釜バター。卵かけご飯+カルボナーラのような初めての味。美味。
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鳴門海峡〜淡路島経由で名古屋まで心地いいドライヴ。
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早めに着いたのでコメ兵へ出掛け楽器や服を物色。夜は味仙本店で台湾ラーメン。
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2/11 名古屋公演
朝はコメダ珈琲、昼は寿司。さすがにご当地グルメを食べ続けたため普通のご飯が恋しくなってきたのである。
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会場のParadise Cafe 21は、僕も信ちゃんも初めてだが、知り合いが何人かライヴをやっていたので心配はしていなかった。
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開場時間になるとほぼ満員のお客さんがフロアを埋めていく。前回、前々回のツアーでは名古屋には来られなかったのだけれど、今回は名古屋のファンの方々からの熱い要望もありブッキングできた。
とても温かい雰囲気のなか、ほぼ完成されたステージング。素晴らしいライヴだ。声もよく伸びていて、余裕すら感じさせる。
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アンコールが終わっても拍手が鳴り止まず、急遽ダブルアンコールとなった。名古屋をブッキングしてよかった。
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打上げはホテル近くの肉バルでステーキとワイン。手伝ってくれたRちゃんも交え、今後のことなど楽しく雑談。解散後、旅も終わりだねぇと部屋飲み。何日か前は「まだ半分だよ。今回は長いね。」などと言っていたのに、あっという間だ。
こんなに毎日楽しく過ごせたツアーはない。確かに寂しくもあるけれど、今回はCDのことや20周年企画など次への事がいろいろ考えられる状況なので、いつもほどではない気もする。


2/12 移動日
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東京へ戻る前にどうしても寄っていこうと、ひつまぶしを食べに行く。開店30分前から行列で僕らは並んで待つ。ここのうなぎは日本一うまい!という情報が信ちゃんの元に入ったのだ。
席に着き待つこと30分。見るからに美味そうな色と匂い。浜松出身でうなぎの美味しさを知り尽くす信ちゃんも唸る極上の味だった。
しかし今回の旅は相当なグルメツアーでもあったなぁ。体重計が怖い(笑)。
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東京へ戻り夕飯まで少し時間があった。信ちゃんが「ヒロさん長い旅と運転で疲れたでしょ。ホテルの近くにマッサージ屋さんあるから行ってきたら?」とおこづかいをくれた(笑)。要らないよ!というのも野暮なので、ありがたくいただいて体をほぐしに行った。

その後インドカレー屋で合流し、2次会は会員しか入れないという酒屋さん飲み屋へ。
ここで彼はこのツアーでの収穫や気持ちに整理がついたこと、今後の自分の活動について思うことなど話してくれた。そしてファンやスタッフ、そして僕への感謝の気持ちも。

こちらこそ!と僕も言った。地方在住の僕にすべて任せてくれて、感謝するのはこっちのほうなのだ。それ以上は照れ臭いし、なんか最後っぽくてしんみりするからやめたが、こうやって信頼と実績を積み重ね、次につなげていける仲間というのは、そう多くない。
会った瞬間の勘みたいなフィーリングもあるが、そこに時間をかけて揺るぎない損得なしの絆みたいなものを構築できる人間関係って、とても大切な宝物ではないか。
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2/14 東京ファイナル
ホテル近くで合流しZher the ZOO YOYOGIへ。いよいよツアー最終日である。
この会場も何回目だろう。完全にホームグラウンドと感じるほど、ハコもスタッフも馴染みとなった。リハが始まるころ、リハの頃に行こうかな、と予告メールを昨日くれていた古市コータローも現れる。
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僕はこの日何故か無心の状態でいられた。もちろんツアーの疲れもあったのだろうが、それよりはツアーで鍛え上げられたというか、とにかく余計なことは一切考えずに集中してファイナルに臨みたいと思っていた。
リハは信ちゃんの調子もバッチリだったし、僕の音のほうもコータローの助言もあり文句のない出来で本番を迎えようとしている。
照明には会長(岡野さん)が来てくれていた。最高の舞台が整っていた。
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「信ちゃん、そのハミングバードいい音してるねぇ〜。ちょっと弾かせてよ。」
「ピックアップ変えてみたんですよ。コータローさん弾いたらもっとイイ音出ますよ!」
「あ、本番前、今日おれチューニングするから。」
「マジすか?」
「もちろんだよ!おれのとき信ちゃんやってくれたじゃん。」
とてもいい光景だ。
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開演直前、予定通りコータローがステージに上がり2本のギターをチューニング。客席がざわめいたのは言うまでもない。
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SEの代わりに今回ツアー中に撮った写真をスライドショーにして上映し、いよいよ信ちゃんが登場してくる。歓声と拍手と興奮の溜め息が漏れた。

ライヴは言葉では言い表せないほど、とにかく素晴らしかった。
各地を回って受け取ってきた愛(声援)、満員の客席からの熱気、そして見守る仲間や後輩たちの視線を一身に背負って歌い演奏する姿は神々しくもあり、まさに唯一無比の浅田信一ワールド。決して派手でははいが、じわじわと地面に染み入る雨のように、僕らの心に確実に浸透して溶けてゆく至高の楽曲と歌声は、時に激しく時に緩やかに魂を揺さぶる。自由であるが完璧だ。
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本当にこのツアーは彼にとってかけがえのないものになったのではないかと思う。ということは関わった自分にとってもそうだし、それを見届けたファンの方々も然り。
照明も素敵だった。見事に信ちゃんの歌の世界観を表現していて、音もそうだが、裏方のやるべき事というのは、それに尽きるのではないだろうか。それが少しでも多くの人をハッピーにする手助けになれば最高だ。
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音源収録に来てくれた土田D、ギターテックOmotoさん、車を出してくれた米良さん、物販コーナーを仕切ってくれたCK先輩&Rちゃん&viola奏者の景子先生、マネジメントのR×R、手土産を持って顔出しにきてくれたミュージシャン毛利くん、nicotenのメンバー、照明の会長、ザーザズーのマティ君と會田ちゃん他スタッフ、抽選会まで手伝ってくれたコータロー、そしてあの場にいた皆さんとツアー中協力いただいたすべての方々に感謝。
主役の信ちゃんには最大の讃辞も付け加えたい。本当にお疲れさま&ありがとう。
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こうして半月強に及んだツアーMartin, Gibson & Me 2015は終わったわけだが、僕の立場でもちろん次への反省と構想はあるものの、やり残したことはないと断言できる。
それだけ一生懸命で充実したツアーだったし猛烈に楽しかったので、一抹の寂しさはあるものの、それよりも今は、覚醒した浅田信一のこれからが楽しみで仕方ないというのが本音だ。

次があるって、なんと素晴らしいことか!
まだまだケツは叩かせてもらうよ(笑)

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by higehiro415 | 2015-03-01 00:11 | 音楽