佐藤ヒロユキ。仙台在住のMOD音楽職人(サウンドエンジニア&プロデュース/レーベルなどやってます)アナログレコード好き1963年生まれ。GROOVE COUNCIL代表。http://groovecouncil.jimdo.com/


by higemodern
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黄金のまどろみ。

Golden Slumbers.
ビートルズ、実質上のラストアルバム「アビーロード」B面(アナログ盤ね)に収められた、ポールの才能を見せつける壮大なメドレーの中の1曲。
シングルカットはされていないが、昔の子守唄を題材にしたと言われるこの曲は、とても印象的に響くナンバーである。

2007年、次作の小説のタイトルは「ゴールデンスランバー」だと知り、内容や中身を見るまでもなく傑作だろうと予測した記憶がある。
さすが伊坂幸太郎、このタイトルできたか!と。

しばらく前から、この作品が小説どおりオール仙台ロケで撮影されると決まってから、地元のマスコミも含めなかなかに盛り上がってきた。
そして遂に本日、公開初日を迎えた。

これまでにも幾つかの伊坂小説が映画化されてきたが、正直ことごとく期待を裏切られてきた。
原作が好きなだけに、どれも小説に追いつかない感じが拭えなかったのである。

しかし…
今作「ゴールデンスランバー」は、かなりイイ!
ネタばれになるので詳しくは書かないが、満足のいく映画であった。
試写会も我慢して今日まで待った甲斐があった。

中村監督による伊坂小説の映画化は3作目だが、今までと映像のスケール感が違ったし、脚本も冴えていたと思う。
だから仙台の馴染みの風景とかエキストラとして出演している何人かの知人のことなど、まったく気にならずに集中できた。

キャストも良かった。
特に堺雅人と香川照之はハマり役で、スクリーンに引き込まれてしまった。
以前主役だった濱田岳などは、こういう役でこそ活きるような気がする。
ちょい役の伊東四朗には、原作とほぼ同じ台詞ながら泣かされた。
竹内結子は可愛かったのでOKとしよう(笑)
(アイデン&ティティーの麻生久美子のような?)

ストーリーは原作の美味しいとこ取りで、抜群に面白い。
(小説を読んでなくても十分楽しめる)

そして名曲「Golden Slumbers」が非常に効果的に使われていて、流れてくるだけでグッときてしまうのだ。
斉藤和義もやりますなぁ~。


なんて具合で、伊坂小説の映像化がようやく成功というよりも、ひとつの邦画としての傑作!と言えるかもしれない。
近年観た人気小説の映画化では「容疑者Xの献身」が予想以上に良かったが、それに並ぶ面白さだった。

やっぱり脚本と役者って重要だよなぁ~。


ちなみにシネコンは混んでるかもと予測して仙台フォーラムというミニシアターに行ったのだが、久々に見る満席。
映画も不況と聞くが、初日とは言え何だか嬉しくなる光景であった。

映画も音楽も不況に負けてはいけないのだ!!

Love & Entertainment !


by higehiro415 | 2010-02-04 21:37 | Comments(0)