佐藤ヒロユキ。仙台在住のMOD音楽職人(サウンドエンジニア&プロデュース/レーベルなどやってます)アナログレコード好き1963年生まれ。GROOVE COUNCIL代表。http://groovecouncil.jimdo.com/


by higemodern
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梅雨も感じないまま夏を迎えてしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
雨の時期は気分も冴えなかったりするのでいいと言えばいいのですが、暑い時期が長くなるというのも、これまた大変だったりしますよね。

あの震災から4ヶ月が過ぎました。
まだまだ多くの方々が避難所などで暮らしていることを考えると、この暑さは拷問に近いとさえ思ってしまいます。
自然と共に生きていくってことは、文明の利器に頼り切っている現代の僕らにとっての大きな課題なのかもしれませんね。


さて、延び延びになっていた今宵CDRの新作Vol-11が完成したので、お知らせします。

One Song for Tonight -VOL.11-
PUSH THE BUTTONS
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01.I Love You / JOHN COLTLANE
02.Mademoiselle / HENRY SALVADOR
03.Stone Soul Picnic / LAURA NYRO
04.Can We Still Be Friends / TODD RUNDGREN
05.Make It Sweet / COKE ESCOVEDO
06.Express Yourself / Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band
07.Tough On Crime / REBECCA PIDGEON
08.Watch The Sunshine / BIG STAR
09.Who Are You / STEREOPHONICS
10.I Wish / しばたはつみ&ハングオーバー
11.Pocket Change / THE WILD MAGNOLIAS
12.Let This River Flow / GOOGIE & TOM COPPOLA
13.Valsa De Uma Cidade / AZUMUTH
14.Sweet Sticky Thing / OHIO PLAYERS

今回も幅広く選曲していますが、隠れた名曲的なナンバーが多くなりました。
そろそろ新しい自分の中のボタンを押して、また前に進まなければという想いを込めています。

いまの暑さにも、いい意味で合う1枚になったと思うので、興味ある方はぜひ聴いてみて下さい。
もちろんアナログマスタリングも施してます。


ご希望の方は
higemodern@gmail.com までご注文下さい!

材料費1枚500円(発送の方はプラス350円、計850円)
※振込み方法などについてはCD発送の際に書面を同封します。


今年は節電で余計に暑さが身に沁みますが、ほんと体調だけは気をつけて、この夏を楽しみましょう。

次作はあまり間隔をあけずに作る予定ですので、そちらもお楽しみに。
では、また!
by higehiro415 | 2011-07-14 11:45 | 今宵CDR | Comments(2)

新たなる航海。

12年間というのは長いのか短いのか判断に迷うところだが、とにかく所属会社を6月いっぱいで辞めた。

人生初の退職届けを出すという円満な自主退社ではあるが、思うことはいろいろある。
これまでの僕の仕事ぶりをみて「会社に勤めてたの?」と驚く人もいるくらい自由にやらせてもらったし、仕事柄時間の決まった業務形態・内容ではないので、きっと会社員っぽくはうつらなかっただろう。しかし、これでも歴とした部長職だったのだ。

所属していたのは社員30名ほどの仙台の小さな制作会社。会長は宗さん(さとう宗幸)で、主にテレビ・ラジオ番組制作のディレクター集団だ。東京にも支社があり、そちらはNHK本局でMLBやら大相撲中継やらの制作をやっている。
その中でラジオ制作(主にエフエム仙台)を中心に、PA(音響)やらプロデュースやらを続けてきたのだった。

立場上、会社全体の運営戦略を練ったり新人採用の面接をしたりはしていたが、テレビやラジオの業種以外も手掛けていた人間は社内じゃ僕しかいなかったので、部下はいるが音楽の仕事に関してはたった1人でという不思議な感じで存在してきた。

辞めた経緯は簡単で、夢を貫くためである。
もともとここ数年は不況の波が放送業界をも襲ってはいたので遅かれ早かれではあったのだろうが、3.11の震災で多くのスポンサーが降りてしまい、いくつかの番組がこれまでと同じ状態では続かなくなるという事態になった。
スポンサー収入が減れば当たり前のように制作費がカットされるので、仕事内容や番組の善し悪しとは無関係に、僕のような外部の制作マンはいち早く削減の対象になる。

簡単に言えばそんな訳で担当していた番組が7月以降がっちりと減ってしまうことになり、所属会社としてはその分をテレビ制作のほうで補填して欲しいという話になった。
安いとはいえ一定額の給料を毎月もらうという魅力はあったが、いまさらテレビの仕事に意欲を燃やせるとは、どう自問自答しても前向きな答えは出なかった。

25年間、精力や時間やお金を注ぎこんで、腕を磨き追求してきた音楽と音のスキルを捨てて他のことに方向転換することは、きっと自分の気持ちに嘘をついてこの先生きていくことになる。
あと10歳若ければ、それも仕方なしと新たな職種に精を出せたかもしれない。しかしあと2年で50歳という自分の年齢を考えると、今は安定を失ってもこれまで培ってきた大切なものを発展させていくことに意義があると思えて、こういう形になった。

震災後に東京へ行って仲間と飲んだ時に、これからは本当に大切な人とだけ仕事していきたいよねと話したが、それは本当に心からそう思う。
それを実践していく機会がさっそく巡ってきたということだ。会社にいればそうはいかない。

この12年間も含め多くの仕事と出会いから学んできたことを、今後は大切な仲間や音楽に還元していくのが自分のこれからの役目なのだと、感じている。

今後はフリーという名のもと、音楽をもっと自由に楽しみながら広げていければと思う。
以前から考えていたことが少し前倒しでやることになっただけなのだ。
具体的なことは近いうちに整理するが、いいと思える音楽を僕にしかやれない形で関わっていくというシンプルな構想だ。

まずは今お手伝いしている地元アーティスト(幹、The黄昏カラアズ)をより強力にサポートすること。
レーベルを作るのもいいかもしれない。夢は大きく昔のMotownのように存在感と個性があるサウンドプロダクションを確立させられたらいいな。

そしてサウンドエンジニアとしても、ただのPA屋さんとかではなく、そのミュージシャンに信頼されその人に欠かせない音が作れるように更に腕を磨いていきたい。

もちろん機会があれば番組制作だってやるし、これまで同様に選曲もやっていくので、これまでと大きく変わらないというか、むしろよりピントが合ってくるような気がしている。

今後の現実はかなり厳しいだろうが、まずは自分を奮い立たせて荒波に立ち向かうのみ。
期待7割、不安2割、恐怖1割が今の偽らざる心境だ。

これからもよろしくお願いします!

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by higehiro415 | 2011-07-04 08:34 | 日記 | Comments(12)