佐藤ヒロユキ。仙台在住のMOD音楽職人(サウンドエンジニア&プロデュース/レーベルなどやってます)アナログレコード好き1963年生まれ。GROOVE COUNCIL代表。http://groovecouncil.jimdo.com/


by higemodern
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あるタイ人。

久しぶりにタイ式マッサージへ行った。
毎日のPC特訓のせいで肩こりがMaxになったからだ。
数ある仙台のマッサージ店の中では、値段、スタッフの腕、店の清潔感などすべてを考慮して、いま一番気に入っているところだ。

そもそもとあるタイ人にナンパされたことで、この店を知った。
出会いはこうだ。
3年前の春、市民広場というところで某アイドル歌手の仕事をしていた時。
音響機材が山積みしてあるPAブースに一人の外国人がニコニコと近づいてきて、こう言った。

「Hello、コンニチワデス」あまり日本語は巧くない。
最初そのアイドル歌手について何か訊かれるのかと思ったら
「Football、スキデスカ?」ときた。
続けて「ワタシ、Liverpoolオウエンシテルヨ」と自分が着ていたジャージを指差した。
なるほど。確かにイングランドプレミアリーグ・リバプールのジャージを羽織っていた。

そして僕はと言うと、たまたま別のチームのジャージを着ていた。
特に好きなチームではなかったが、デザインが気に入って仕事着にしていたのである。
彼(彼女なら話は違う展開になったかもね)は僕がそのジャージを着ていたので、同じプレミアリーグファンだと勘違いし声をかけてきたのだった。

唐突に慣れっこ過ぎやしないか?しかも仕事してるんですけど…とは思いつつ、そのアイドルの歌の下手さにウンザリしていたのに加え、彼の犬のような笑顔を見たら返事をせずにはいられなかった。
それに外国人のこういうフレンドリーな姿勢は嫌いじゃない。

「これ?ファッションだよ。どこの国から来たんだい?」とあやふやな英語で答えると、「ソレ、Good lookingネ。ドコデカッタ?」(英語)とか言いながら、タイから仙台に来ていると教えてくれた。
どうやら仙台のマッサージ店でタイ式マッサージを教えているらしい。

そして「コンド、ミセニキテクダサイ!」と彼がその場を後にした翌週のこと。
どこでランチしようかとチャリンコで走っていたら、道すがらあのタイ人に出くわした。
「ナニシテタ?」
「今からランチだよ」
「オー、イイデスネ。ワタシモタベタイ!」
「仕事中?」
「ミセ、ソコデス。イマ、カイモノ。ナニタベル?」
「なんだ、そこだったんだ。でも買い物中でしょ?」
「チカイカラ、ダイジョブ。パンケーキ、好き?」

何が大丈夫なんだ?と思いながら、そんな流れでホットケーキランチを2人で食べたのであった。

仕事の話やらお互いの国の食べ物の話やらしたのだが、僕が昔ロンドンにいたことがあると言うと「マジ、デスカ~(Really?)」と食い付いてきた。
聞くと彼も日本に来る前はロンドンにいたそうで、あそこのフィッシュ&チップスが美味いとか、どこのフリーマーケットがいいとか、
相変わらずチューブ(地下鉄)はすぐに止まっちまうのか?とかで多いに盛り上がった。

その日から僕はそのマッサージ店にたまに行くようになり、彼からはクリスマスに「Merry Christmas! ヨウジハナイヨ。マタネ」といった電話が来るようになった。

その店は彼以外全員女の子のスタッフなので本来なら入りづらいのだが、彼のおかげで今や皆がフレンドリーに接してくれるので有難い。
今日も「今年もツアーあるんですか?」などといった調子だ。

だいぶ前にスタッフの子から「この前も髭さんを見かけたと彼が嬉しそうに話してましたよ!」と言われたので、思い切って「あのさ、タイ人ってオカマ多いじゃない?彼は、まさか違うよね?」と切り出した。

あっさり「奥さんいますよ、ちゃんと女の人!」

まぁカモフラージュってこともあるが、彼の愛嬌あるDog Smileに免じてこれ以上は追求しないでおこうと決めた。


そんな彼も昨秋母国タイで仕事を立ち上げると帰国し、もう仙台にはいない。
それでも、またそこら辺でバッタリと会えるだろうという予感がする。

縁ある人との出会いは、いつだって何処からか突然やってくる。
きっと、そういうものなのだ。


Love & Thailand !
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by higehiro415 | 2010-03-15 08:36 | 日記