佐藤ヒロユキ。仙台在住のMOD音楽職人(サウンドエンジニア&プロデュース/レーベルなどやってます)アナログレコード好き1963年生まれ。GROOVE COUNCIL代表。http://groovecouncil.jimdo.com/


by higemodern
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アナモン仙台公演開催にあたって。

アナログ・モンキーズ(古市コータロー×浅田信一)待望の仙台公演、お陰さまでチケットは残すところあとわずか(立見のみ)となりました。

今回のアナモンin仙台は僕が立ち上げたGROOVE COUNCILの企画第1弾ライヴだと先日言いましたが、どうしてアナモンなのか?どんな経緯でやるに至ったか?を、かいつまんで書いてみようと思います。(チケットを予約申込みされた方々にだけに返信するために書いたのですが、長過ぎてw受けきれなかった方もいたようなので、書き直してここに掲載します)


実は昨年から、良い意味での脱力感+笑いあり感動ありのアナモンのライヴを仙台でやりたいなぁ〜と思っていたのです。
しかし今年に入りコータローはコレクターズ25周年で、信ちゃんは高橋優くん他のプロデュース&サポートでそれぞれ忙しく、なかなか実現できそうもありませんでした。

そんな中での3.11の震災でした。
まぁ僕個人は車が津波で流されてしまった以外それほど被害も無かったのですが、一緒にバンドを組んでいた友人が亡くなったこと、慣れ親しんだ海沿いの風景が変わり果ててしまったこと、何より自然の猛威の残酷さと被害の大きさ、そしてこんな時にも保身しか考えない馬鹿な大人たちを目の当たりにして、自分の無力さを嘆きながらその後何ヶ月か心の余裕などなく過ぎていきました。

それでも震災不況を契機に思い切って7月に会社を辞めてからというもの、自分にとって大切な仲間たちや音楽がいかに大切なのかを改めて思い知る機会が大幅に増えたのです。
これは何としてでもアナモンの仙台ライヴをやりたい!と、夏の終わり頃から強く思うようになりました。


理由は3つあります。
まずは単純にアナモンを僕自身が見たいということ。
コレクターズとは仕事で定期的に会ってはいるけれど、コータローがダラダラと喋ったりアッと驚く曲を歌ったりは滅多に見られないし、信ちゃんに至ってはソロライヴが少ないうえ高橋優くんのサポートはあくまでギタリスト&バンマスの立場。
やっぱり信ちゃんの魅惑の歌声が聴きたいではないですか!

2人の屈託の無い少年のような笑顔と自由なやりとり、アナモンのステージを見ていると「大人って悪くないよなぁ〜」とナチュラルに生きていく元気が湧いてくるのです。
僕の大好きな作家・伊坂幸太郎(仙台在住)の小説の中に「深刻なことほど陽気に伝えるべきなんだ」という台詞が出てきますが、アナモンに同じような匂いを感じます。
いまの時代に必要なのは深刻ぶって説教を垂れるより、飄々と生きていくことではないのかと思うのです。

2つめはアナモンの貴重なライヴを僕の地元仙台(東北)の人たちに見せたい!ということ。
東京まで新幹線で2時間弱とはいえ、やはり時間的にも経済的にも東京行きは楽ではないし、何よりチケットがまず取れない(笑)。
仙台であれば即完とはならないだろうし、何とか都合をつけて来られる地元の人がいるのではないかと思っていました。

「東京はいいよなぁ〜」ばかりではなく「仙台っていいよね」と感じてもらえたら幸いです。
裏方とはいえ僕が音楽の道を選んだのは、人に喜んでもらえたり元気をだしてもらえたり希望を持ってもらえたりすることに直結する仕事だったから。これこそ使命だと思っています。

3つめは仙台でアナモンをやることで、他の土地から被災地であるここ仙台(街中は完全に普通に戻ってますが)に来てくれる人がいるだろうってこと。これは僕なりの復興へのひとつの支援のやり方です。
ならば復興支援イベントにしたらどうか?という意見もあるでしょうが、あくまで主はライヴであって何でもかんでもそれを名乗るのはちょっと違うと考えています。

東京の知人が震災後にこう言っていました。「そっちに行きたいけれど、ただ被災地を見に行くというのも気が引ける」と。ライヴのついでに堂々と来てもらえればいいのです。

同時に、誰も大儲けしないけれど誰も損をせずハッピーな気持ちになれることを丁寧にやっていきたい!というGROOVE COUNCILの決意表明でもあるわけです。


さてそんな個人的な想いを抱きながら、10月に仙台市内全ライヴハウスで行われたイベントMega Rocksに2人が別々の出演で来仙した際、うまい具合にそれぞれと(別々にではありましたが)飲む時間がありました。
「アナモン、絶対に仙台でやりたい!やろうよ!」と話したところ「いいね。やろう!」と二つ返事で2人は快諾してくれ、飲みながらスケジュール調整をしました。

もちろん僕の胸の奥の想いは照れ臭くて何も伝えてはいないのですが、きっとあの2人はわかってくれていたのだと勝手に思っています(笑)。
その話が決まってから先日発表するまでの間は、本当に長くて待ち遠しかった!


まぁそんな感じで、アナログ・モンキーズ 仙台公演(来春3/9)が現実になろうとしているわけです。

当日はもうひと手間かけて皆さんを迎えたいと考えていますので、お楽しみに!
(平日開催で都合がつかない方は本当に申し訳ありません!)
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by higehiro415 | 2011-12-12 21:35 | 音楽