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佐藤ヒロユキ。仙台在住のMOD音楽職人(サウンドエンジニア&プロデュース/レーベルなどやってます)アナログレコード好き1963年生まれ。GROOVE COUNCIL代表。http://groovecouncil.jimdo.com/


by higemodern
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2015年後半戦まとめ。

2015年もあと3日。いやぁ年々早くなるね、ときが経つのって。

歳をとるとどんどん早くなるとよく言うけれど、そこはまぁ充実していて必死に駆け抜けてきたのだと思うことにしよう。


10月以降の仕事(出来事)で書き残しておきたいことが溜まっているので、記憶を呼び覚ましながらざっくりと記しておきたい。今年後半戦の総括として秘蔵写真も交えて。



10/21 my rock’n’roll friend @Zhre the ZOOYOYOGI

古市コータロー、浅田信一、松本素生による3マン弾き語りイベントのPAで代々木へ。

集合時間より早く全員が会場にイン。確認すると立ち位置や出演順も決まっていないという。昨日の電話で言っていたことは本当だった()

単なる対バンではなく3人がずっとステージにいるのがいいというので、歌わない時にもずっと前っつらに座ってるのも疲れるのでは?と提案し、楽屋にあったソファをステージ後方に勝手にセット。なんだか部屋みたいでよいではないか。

結局歌う順番は本番になってからジャンケンで決め、あとはノリで進行していくという自由奔放なライヴ。グダグダになるかもと思いきや、そこはさすがの3人。アドリブとは思えないMCと各自の名曲オンパレードで、これまで味わったことのないステージとなった。大人の余裕と3人のキャラと阿吽の呼吸あってのレアな空間。まさにロックンロールフレンド。

唯一きちんとリハーサルした最後曲「星空のディスタンス」のエンディングディレイもばっちり決まってメンバーも僕もご満悦()。楽しかった。

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10/31 The Collectors ツアー @青森クォーター

コレクターズとしては10年以上ぶり(僕自身は3年ぶり)の青森公演。久しぶりで動員も心配されたが、ふたを開けてみれば昨年の盛岡よりも観客が増えていた。アラバキ大トリの影響もあったのだろうし、ずっと待っていたファンもいてとても熱い夜になった。

思い起こせば会場の青森クォーターがまだ3分の1という名前で別の場所にあった頃から、個人的にもいろいろなバンドのツアーで27年間お世話になってきた。昨年のコレクターズ北上公演の布石となった20数年前、コータローが北上の高校に立ち寄ったのもコレクターズのツアーで1/3から仙台への移動途中だったことを思い出す。

バンドの全国ツアーは中盤、久しぶりの青森、何かがローリングする瞬間の空気感があったように感じたライヴだった。奇しくもハロウィン当日ということも重なり、メンバーの貴重なコスプレまで披露され、そういった意味でも忘れがたい。あの姿での「世界を止めて」は前代未聞だろう()

そして僕個人もお世話になってきたオーナー夫婦にいいところを見せようとPAも燃えたし、奥さんがやってくれた照明の歌心にグッときたりもして、夜はコータローと寒い街をぶらつき焼肉で〆てホテルに戻るというご機嫌な時間を過ごせた。

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11/1 The Collectors ツアー @仙台Club Junk Box

いよいよ僕の地元である仙台公演。チケットも昨年より売れていると聞き、燃えないわけがない。Junk Boxスタッフも慣れ親しんだ仲間で、音響特性は難しいが精神的にはとてもやりやすい環境だ。

自分は音を出すだけで演奏するわけではないが、やはり腕がなる。コレクターズのダイナミックで繊細でグルーヴィーでメロディアスでポップな演奏を、最高の響きで会場のオーディエンスに届けることが使命なのだ。PAというのは生演奏(生音)を劇的に良くするものではないが、酷い音で印象を悪くすることは容易なので責任は重大である。照明のように視覚的に見えるものではないので何とも曖昧だが、美味しい料理が乗る素敵なお皿が照明ならば、音響は計算された綺麗な盛り付けといえるかもしれない。いずれにしてもより美味しさが増すということが重要なのだ。

ライヴは演奏とパフォーマンスはもちろん、フロアの盛り上がりやステージとの一体感も含めて最高だった。そこには転がり続ける偉大なモッドロックバンドの頼もしすぎる存在感と実像がくっきりと映し出されていた。普段はあまりそういうことを言わない加藤くんがFacebookで「素晴らしいサウンドをありがとう!」と僕にコメントしたことからもわかるように、本人にとっても手応えがあった夜になったのだろうと想像する。

この日はメンバーが東京戻りだったので、アラバキのプロデューサーである菅ちゃんと二人で来年の作戦など練りながら飲んだ。

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11/18 森山公一 レコ発ワンマン w/毛利泰士 @仙台Jazz Me Blues noLa

年があけてからずっと実現させたいと思っていた主催ライヴがこれだった。オセロケッツ/Tha Ma’am等で以前から非凡なセンスを見せつけていた森山の仙台初ソロワンマン。スケジュールや予算の関係もありバンド編成とはいかなかったが、多くのメジャーアーティストをサポートしている敏腕ミュージシャン毛利くんも一緒に来仙してくれ、同期もの(シーケンス音源。カラオケとは違うので誤解なきよう)も織り交ぜ、アコギとパーカッション2人だけとは思えないサウンドを披露してくれた。

それにしても森山の作るメロディー、洋詞のような言葉選び、色気ある声、誰をもハッピーにするゆるいキャラクターとステージングは、極上のエンターテイメント性と深い音楽性を見事に調和させた素晴らしい才能である。これぞ音楽の真髄だ。

もっともっと多くの人に見せたいライヴであったが、僕の力不足のため動員面では彼らに悪いことをしてしまった。この日のTwitterにも書いたが、いまこの仕事をしているのは本物の音楽、純度の高い音楽を応援し広めていきたいからで、ここら辺のギャップが埋まらないとしたらやっている意味はない。来年もいくつか仕掛けていくつもりではいるが、GROOVE COUNCILのブランド力がこれ以上上がらなければ、方向転換や辞めることも考えなければならない日が来るのかもしれない。頑張らねば。

平日の忙しい中来ていただいた方々には本当に感謝しています。

森山と毛利くんはこの日早めに仙台に入ってくれて、僕が特別講師を務める学校の授業に参加し、学生にとても参考になる話をしてくれた。生徒の中から一人でもいいから本質に迫ってくれる奴が出ることを願う。

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11/26 The Collectorsトーク&握手会@Tower Record仙台PARCO

20本に及ぶ全国ツアーを大成功させ、コレクターズとしては今年最後の稼働となるインストアトークショー。レコ発だというのに新譜の話題はなく、いつものPodcastのような爆笑トークに。これで仕事納めだからかツアーから解放されたからか、仙台ということも影響したのか、舌好調で時間をオーバー。内容の80%は先日の「池袋24時交差点」でオンエアされたので割愛するが、最大のハプニングはインストアスペースの外で立ち止まって見ていた女性に加藤くんが絡んだときだった。

「面白いだろう?おれらの話。CD持ってんの?おれたち誰だか知ってる?」曖昧にうなずいて「カトゥーさん」「えーっ。カトゥーさん。新しい!(場内大爆笑)そうか、KAT-TUNに見えちゃったんだぁ」

握手会後は二人が仙台への想いを語ってくれ、地元ファンには本当に嬉しい時間になった。そして池24で隠し録りと揶揄された一件だが、確かに僕が勝手に録音していたことは認める()。もしかしたら昨年のように使いたいと言われることもあり得るし、記録というか何か面白い内容があれば後で聞き直してブログに書こうと思っていたのだ。結果的には録っておいて助かったみたいなので、無罪放免どころか御礼を言われた()

夜は加藤くんは東京戻り、コータローと松本社長とガースーと僕とで今年のお疲れさん会&来年のミーティング。いつものラーメン屋で〆。

二人が仙台に泊まった一番の目的は、翌日の墓参り。元コロムビア小林英樹の葬儀にツアー中で参加できなかったため、だいぶ前からお墓に連れて行ってくれと頼まれていたのだ。線香をあげながら「なんかまだピンとこないなぁ。でも来れて気が楽になった」と呟いたコータローだった。風が強く寒かったが僕らはしばらくお墓の前でおしゃべりした。

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11/30 麗蘭 ツアー Good Times Roll @仙台darwin

緊張感と楽しみと武者震いと、いろいろな感情がいっぺんに押し寄せた日。

チャボさんはここ数年何度か仕事をさせてもらってはいるが、やはり自分が少年の頃に憧れたギターヒーローという位置は変わらない。しかも事務所の社長さんから早々と指名を受けていたので、嬉しいやらプレッシャーやらで猛烈に気合いが入った。

僕らの仕事に限ったことではないが、一度の結果で今後が決まることもある。今日いい音を出せなければ次は指名されないだろう。お金も絡むしなぁなぁではないプロの仕事ならば当たり前だが、その緊張感がいい方にでることも悪い方にでることもある。まぁ悪い方に出るってことは実力不足ということなのだが。選抜メンバーに選ばれたアスリートのような気分だ。

チャボさん、蘭丸、ドラムJah-Rah、ベース早川さんというメンバーで久しぶりの仙台公演。いやぁ痺れた。タイトな演奏の中にグルーヴがぎっしりと詰まって、静から動へ一瞬で変わるコントロールされたダイナミクス、何よりショーアップされたステージング。プレイの凄さはいうまでもない。

ライヴの最後にスタッフ紹介があるのだが、今日の僕の部分は今までで一番長かった。昔のことも話してくれ、なんかやっとファミリーの片隅に置いてもらえたような気分になれた。

打ち上げの席でチャボさんに「Eちゃん(事務所社長)普段あんまりそういうこと言わないんだけど、次も佐藤ちゃんにお願いするって言ってたよ。いい音ありがとう!」と言われ、嬉しいというよりは任務を果たせた安堵感でホッとした。その言葉通り翌日次の仕事の依頼が来た。これは素直に喜ぼう。

仕事のグレードとしてはとても厳しくシビアな現場ではあるが、こうやって鍛えてもらってるんだなぁと感謝せずにはいられない。

余談だが東京から来ていた照明さん、どこかで会ったことあるよねぇと話していたら、なんと25年前にティアドロップスのローディーをやっていたと判明。僕も何度か仕事で一緒になったことがあり、嬉しい再会となった。チャボさんの照明を山口富士夫の側近だった男が担当しているというのも、なんかドラマではないか。

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12/7~9 KUDANZ 合宿レコーディング @ペンション蔵王レインボーヒルズ

佐々木玄くんから「次のアルバムのレコーディング、どこか山奥とかで合宿しながらやれませんかねぇ」と相談されリサーチの結果、ここで3日間やろうと決めた。グランドピアノ以外は何もない大部屋にすべての録音機材を持ち込んでの作業。ピアノ調律はよき理解者でもある今野氏が丁寧に施してくれ、機材の大部分を石巻ドレミのヒロくん(僕との兼ね合いが紛らわしいので合宿ではスーさんと命名)が提供&ナイスサポートしてくれ、6曲を録音。

今作はピアノ&アレンジで次松大介くんが全面サポートということで、この蔵王での音源はピアノとギターによるシンプルな編成のものを中心に録音。シンプルなぶんノリを大切にしながら細かいニュアンスはとことん追い詰めるという繰り返し。何度も鳥肌もののピアノフレーズや歌が刻まれ、この空気感を大切にした音に仕上げていかねばと思っている。

それにしても環境というのはここまでメンタルに影響するのかと驚いた。1日12時間ほど作業したのだが、スタジオの狭い空間だったら何度も煮詰まってしまったと思うのだが、一服しに外に出るたびに美味しい空気と大自然が目の前にあり、一瞬でリフレッシュする。おかげで集中して作業を続けられた。

そして玄くん次松くん二人の才能とセンスの素晴らしさには参った。彼らが偶然にも仙台に居合わせているという奇跡に、僕も刺激を受けるしまだまだ負けられないという気持ちにさせてくれるのだ。

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12/16 GROOVE COUNCIL Year-End Party @仙台CLUB JUNK BOX

盟友でもあり尊敬するミュージシャンでもある古市コータローと浅田信一をゲストに迎えてのDJ&LIVE忘年会パーティーを開催させてもらった。忙しい彼らを呼んだのには仲がいいという他にも訳がある。2011年の震災で仕事や人生に心折れかかった僕を励まし奮い立たせてくれた恩人2人なのだ。彼らなくしてはここまで頑張れてこれたかわからないし、何度いろいろな相談や無理難題を聞いてもらったことか。彼らの仕事をしていることでの周囲からの信頼度にも何度も助けられてきた。そのお礼も兼ねての宴会。そしてこれまたいつも応援してくれる皆さんにこの2人の選曲する音楽、演奏し歌う音楽を聴いてもらい、笑顔で今年を締めくくって欲しいなと思ったのだ。師走の平日という忙しい日程にも関わらず、沢山の方にお越しいただき本当に感謝である。

この日のDJ選曲だが、信ちゃんはヒップホップ調のものやエレクトロなものを中心に盛り上げてくれた。コータローはプレスリーなどのほか得意の和モノで攻める。僕は2人にかぶらないようライトソウルやファンキーなもの。何人かからクラブとか行ったことがなくともDJは楽しめますか?と問い合わせがあったが、もちろん楽しめるのだ。ライヴともクラブとも違うので、ただ三者三様の好きな音楽を大音量で聴いて、単純にいい曲だなとかかっこいい曲だなとか感じてくれればいい。

アナログモンキーズのライヴはいつも通りリラックス感満載の1時間。偉大なる宴会エンターテイメントだ。2人のカヴァー選曲も絶妙だし、それぞれのオリジナル曲も楽しめ一石二鳥のおいしさ。ライヴ後はDJバトル。一人1曲ずつ曲をかけていく。ここは3人ともアナログシングル盤で攻めた。ゆる〜く音楽で楽しむ愉快なおっさん3人の姿で皆さんに和んでもらうはずが、自分たちが一番楽しんじゃったみたいであれだが、何か伝わっていればいいな。

いつも僕のイベントを手伝ってくれる前沢や浩美ちゃん、デザイン担当CK先輩は滋賀から、INUUNIQの咲ちゃんは神戸から、そして子供を預けて遊びに来てくれた堀下さゆり嬢、JunkBoxスタッフの面々もありがとう。

翌日は信ちゃんを松島デビューさせたりしながら()来年のことをいろいろと語り合い、有意義な時間を過ごさせてもらった。

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12/21 堀下さゆりXmasライヴ HolilyNight @恵比寿天窓.Switch

年明けから新作作りのためしばらくライヴ活動を減らす堀下さゆりの久しぶりのバンド編成ワンマン。事前の時間が取れなかったため、当日は4時間のリハ。bassの吉池千秋さん、drumsの入倉リョウくんの素晴らしい演奏、仙台から同行した若手ヴィオラ奏者の大築萌ちゃんも緊張のなか頑張ってくれ、本当にアットホームで素敵なライヴになった。ママになって歌の表現力が増した堀下ちゃん、あの独特のキャラとメロディーは他では味わえない癖になるシンガーソングライターだ。わざわざ聴きにきてくれた浅田信一氏が終演後に「本当に素晴らしいメロディーばかりだ」とベタ褒め。打ち上げはホテルにチェックインするのも忘れるほどの楽しいお酒であった。

震災後に東京から故郷の相馬へと活動拠点を徐々にシフト、その後縁あって音のみならずマネージメントもやらせてもらっている唯一の所属アーティスト。今は家族とともに仙台に引っ越してきた彼女、来年はより仙台に密着した活動も行っていく予定。今後の動きも是非チェックして欲しい。

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12/25 浅田信一Xmas Live @Zher the ZOO YOYOGI

昨年の渋谷に引き続き今年は代々木でのクリスマススペシャルライヴ。今回もキーボード平畑徹也(はっちゃん)とのデュオ。今年の信ちゃんはデビュー20周年ということで10年以上ぶりにニューアルバムを制作中、来年はさらなる飛躍を誓う年とあって、これまでの集大成ともいえる異例のライヴとなった。

新旧織り交ぜた完璧なセットリストには途中クリスマス曲のカヴァーなど挟み、クリスマスメドレーではサンタに扮した古沢cozi岳之も登場、最後にはマティ店長が樽酒を用意しての鏡開きまで。新曲You And Iではレコーディングにも参加したからという無茶振りにより僕がタンバリンを叩かされる羽目に。PA卓を放置し(土田Dが見ていてくれたが)ステージに上がったのは生まれて初めてだ。あの雰囲気で拒絶したら場の空気がしらけるなと思い登壇したが、そんな僕の性格まで読んでいた信ちゃんの戦略勝ちである。あの時に信ちゃんが言った「ヒロさんがいてくれて・・・云々」というMCはとても感動したけれど、あの場で話したように僕はファン代表として「信ちゃんは歌わなきゃ!」と言い続けてきたし、音楽に携わる者の使命として本物の歌はもっと多くの人に届けないとダメだと本気で思っている。

それにしてもなんとも照れくさく挙動不審になってしまったが、あんな機会を与えてくれたことに心から感謝している。こんなことなら練習しておけばよかったな()

アルバムのリリースが4/1に決まり、それに合わせたバンドツアー(4月)も発表、終演後には自らがクリスマスプレゼントとしてシンディーピックを全員に手渡すというビッグザプライズ。現状を見据えた彼の決意と周りへの感謝、とにかく全編通して心のこもった最高のクリスマスプレゼントとなった。

2月には坂本夏樹とのギターデュオライヴ、こちらは2人のギターの音色と絡みが存分に味わえるこれまでにないライヴになりそうだし、5月には弾き語りの全国ツアーも計画中と、走り出した浅田信一がどこまで行くのか、みんなで見届けようではないか。

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ほんと駆け足で3ヶ月分遡ってみたが、もう一つあった。オハラ☆ブレイクへ仕事しに行った際、東京から地元会津に戻ってきた若いPAマンがヘルプで来ていたのだが、僕が持ち込んだPA回線表をジーッと見てから「すみません。佐藤さんってコレクターズもやってますか?」と訊いてきた。「うん、やってるけどどこかで会ったっけ?」というと「いや会ったことはないんですが…」と。話を聞いてみると、田舎に戻ってPAをやるにあたり自分なりのかっこいい回線表を作りたくてネットでいろいろ検索していたら、コレクターズの回線表を掲載していた僕のブログをたまたま見つけたそうで、その回線表を真似て自分のを作っているというのだ。くだらないこだわりと笑われそうだが、だいたいがそっけない一般的な回線表というものがダサいと僕は昔から思っていて、単なる表ではあるが文字の感じやレイアウトを工夫しておしゃれな回線表を作る努力をしてきたので、彼の話を聞きとても嬉しくなった。もっとどんどんパクっていいよ!と少しレイアウト変更した最新の回線表を託してきたのは言うまでもない。その後頑張っているだろうか。


そんな感じで僕の2015年は終わろうとしている。本当にまわりに恵まれているお陰で、とても勉強になる気持ちいい仕事をたくさんさせてもらった。時には嫌なこともあったけれど、それより、いい機会を与えてくれたり話を持ち掛けてくれたり協力してくれた皆さんに最大限の感謝をしたい。そしてその恩に報いるためには、ここ4年(仕事という意味では足かけ30年)かけて土を耕し種を蒔き育ててきた苗を、来年こそ花開かせないといけないなぁと強く思う。

そしてそれは自分が生き残るためにも不可欠なことであろう。いや生き残らなくてもいいか。この4年の尽力や応援してくれ後押ししてくれた方々の想いを無駄にしたくないだけだ。僻みとか傍観とかそういうワケのわからないエネルギーに惑わされないよう、自分と仲間を信じて前に進むのみである。結果は後から必ず付いてくる。いい結果が残せなければ、それは自分の力や努力が足りなかったということに過ぎない。


5周年になる7月には思い切ったイベントを打ちたいと思っている。まずはそこまで笑顔で頑張ろうと年の瀬に何故か気合いを入れ直してみたりする。

もちろん人としても、もっと大きく優しくなりたいなぁ〜とイメージしてみたり。あ、体はこれ以上大きくなると困っちゃうんだけど()。でもイメージって大事だよね。すべてはイメージすることから始まるような気がするから。


それでは皆さん、よいお年を!




by higehiro415 | 2015-12-30 01:25 | 日記