佐藤ヒロユキ。仙台在住のMOD音楽職人(サウンドエンジニア&プロデュース/レーベルなどやってます)アナログレコード好き1963年生まれ。GROOVE COUNCIL代表。http://groovecouncil.jimdo.com/


by higemodern
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2015年 04月 16日 ( 1 )

こだわり

例えば、

①些細なことにこだわり進展が見えない。

②職人こだわりの技が光る美しい仕上げ。

こだわるという言葉は2つのニュアンスを持っている。

あまりよろしくないこだわりと、素敵なこだわりだ。


要するに「こだわる」という行為や思考は、ポジティブにもネガティブにも行き着く紙一重のもので、大切なのはその質というかこだわり方なのではないだろうか。


常々「こだわり」を持って仕事したり生きていきたいと思っているが、一歩違えばそれは「何かに固執し頑に己を貫く」ということになりかねないのも確かで、やみくもに自分の主義や美学だけを追い求めるのは、単に心の狭いわがまま頑固オヤジに他ならない。


それでもこだわり(素敵なほうね)を持ち続けたいと願うのは、それがオリジナリティーやパーソナリティーにもなると思うからである。


仕事の場合、この道30年ともなれば、これはこうしたほうがよい!という経験と知恵に裏付けされたセオリーというのがもちろんある。

ただ、それにこだわり過ぎるともっと良いやり方を見逃すこととなり、そこで自分の進化が止まってしまう場合もあるだろう。


特に僕のような仕事は、自分の確固たる基準を持ちながらも、どこかに偏るのではなく、バランスのいい客観性を持った視点が必要なのではないかと考えている。

それでも音楽を扱っている以上どうしようもなく心が熱くグルーヴすることもあり、そんな時はトゥーマッチにならないよう細心の注意を払う必要があるのだ。


信念に基づいたものは70%くらいに留め、あとの30%はニュートラルな状態にして、勘であるとか空気感であるとか人の様子や意見であるとかを、瞬間的にフレキシブルに汲み取れるように容量を空けておく。

これは人と接するときにも有効だ。変な誤解をしたり偏見をもったりせず、相手の本質をきちんと見ることが出来るような気がする。


自分にとっては1つのことにこだわり過ぎないのがこだわりというか、なんか言葉にすると紛らわしいけれど、細部にも神経を使いながら総合的に判断するバランス感覚を失わないこと、そこにこだわりたいと思う。


52歳になった昨日、何となくそんなことを考えていたのである。





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by higehiro415 | 2015-04-16 07:46 | 日記